
親御さんの言葉って、子どもに思ってる以上に刺さるんだよね〜。良くも悪くも。「何を言うか」より「何を言わないか」の方が大事な時期があるんだよね。
📋 この記事を読めばわかること
- 不登校の子どもに言ってはいけない言葉7選
- 代わりに使える声かけ(朝・食事・部屋から出てきたとき・泣いているとき)
- 声かけより大切なこと
親の言葉が、子どもの回復を左右する
【画像:親が子どもに話しかけているイメージ】
声をかけるたびに子どもの表情が曇る気がして。何か言うたびに傷つけてる気がして怖い…。

その感覚、すごく大事だよ!気づいてるってことだから。何を言うかより、何を言わないかを意識するだけで、子どもへの届き方が全然変わるんだよね〜。
子どもは親の言葉を想像以上に受け取っている
不登校の子どもは、外の世界との接触が減っている分、家の中の空気や親の言葉に対してとても敏感になっています。 学校に行っている子どもなら、友達との会話や先生との関わりの中で気持ちが分散されます。でも不登校の子どもは、家が世界のほぼすべてです。だから親御さんの一言一言が、通常の何倍もの重さで届きます。 良い言葉も、悪い言葉も。 ぼくが訪問看護でよく見てきた場面があります。親御さんが何気なく言った一言で、その日の夜から子どもが食事を取らなくなったというケースです。親御さん自身は「そんなひどいことは言っていない」と言います。でも子どもにとっては、違う意味で届いていた。言葉の重さが、家にいる時間が長い子どもには、何倍にも増幅されるんです。「善意の言葉」が傷つけることがある
親御さんが言う言葉のほとんどは、悪意からではありません。心配だから、愛しているから、早く元気になってほしいから言う言葉です。 でも不登校の子どもの心理状態では、善意の言葉がそのまま届かないことがあります。「頑張って」が「お前はまだ頑張りが足りない」に聞こえる。「心配してる」が「お前のせいで自分が苦しい」に聞こえる。 言葉の意図と、届き方は別物です。
心配して言ってるのに、そんな風に届いてたなんて…。知らなかったな。

知らなかっただけだから、責めなくていいよ!知ってからが大事なんだよね。今日から変えていけばいいんだよ!
💡 このセクションのポイント
- 不登校の子どもは家の中の言葉を通常の何倍もの重さで受け取る
- 善意の言葉でも、子どもには違う意味で届くことがある
- 知ってからが大事。今日から変えていけばいい
絶対に言ってはいけない言葉7選
【画像:言葉が矢のように刺さるイメージ・やわらかいイラスト風】
言ったことある方も多いと思う。責めてるわけじゃないよ!ぼくも現場で「その言葉は刺さったんだな」と感じた場面を何度も見てきたから、正直に書くね。
①「なんで行けないの?」
子ども自身も、なぜ行けないのかわかっていないことがほとんどです。「なんで?」と聞かれても答えられない。答えられない自分がさらに嫌になる。 この言葉は、責める意図がなくても「行けないことへの否定」として届きます。 訪問看護で関わった子どもに「一番つらかった言葉は何?」と聞いたとき、「なんで行けないの?って言われること」と答えた子が何人もいました。「自分でもわからないのに、なんでって言われても」と。その言葉が今も忘れられません。②「みんな頑張ってるんだよ」
「みんな」という言葉は、子どもに「自分だけができていない」という感覚をさらに強めます。 不登校の子どもはすでに、自分と周囲を比べて苦しんでいます。そこに「みんな」を持ち出すことで、孤独感と自己否定が倍増します。
「みんな頑張ってる」って言ったことある…。励ましのつもりだったんだけど。

励ましのつもりだったのに届かなかったなんて、悲しいよね。でも「みんな」を使わない言葉で励ます方法はあるから、後で紹介するね!
③「このままじゃ将来どうするの」
親御さんが一番心配していることを、そのまま言葉にした形です。でもこれは子どもにとって、「今の自分は将来がない」というメッセージとして受け取られます。 将来の話は、子どもの心が回復してから。今の段階では逆効果になることがほとんどです。 将来を心配するのは親御さんとして当然のことです。でもその心配を子どもにぶつけるのではなく、まず親御さん自身がカウンセラーや相談窓口に話す。そうすることで、子どもへの言葉が変わっていきます。④「お母さん(お父さん)のせいなの?」
自分を責めている親御さんが、思わず聞いてしまう言葉です。でもこれを聞かれた子どもは、「はい」とも「いいえ」とも答えられない状況に追い込まれます。 「はい」と言えば親を傷つける。「いいえ」と言えば本当のことじゃないかもしれない。どちらも言えない子どもは、ただ黙るしかありません。 答えることへのプレッシャーが、さらに子どもを追い詰めます。⑤「甘えてるだけじゃないの」
不登校は甘えではありません。でもこの言葉は、子どもの苦しさを「甘え」と断定することで、「自分の苦しさは認めてもらえない」という絶望感につながります。 一度でもこの言葉を言われた子どもは、親に本音を話すことをやめることがあります。「どうせわかってもらえない」という壁が、親との間にできてしまうんです。⑥「○○ちゃんは行ってるのに」
比較は、百害あって一利なしです。 他の子と比べることで奮起する子どもは、不登校の状態にある子にはほぼいません。むしろ「自分は○○ちゃんより劣っている」という自己評価をさらに下げる言葉になります。 不登校の子どもはすでに、毎日自分と周囲を比べて苦しんでいます。親からも比べられると、その苦しさが二重になります。⑦「いつになったら行けるの」
冒頭のお母さんが言ってしまった言葉です。 この言葉には「まだ行けていない」という現実の突きつけと、「早く行けるようにならなければ」というプレッシャーが同時に含まれています。子どもにとって、これほど追い詰められる言葉はありません。 「いつになったら」という問いには、答えがありません。子ども自身もわからないから。だから答えられない自分をさらに責めるループに入ってしまいます。💡 言ってはいけない言葉・まとめ
- 「なんで行けないの?」→ 子ども自身もわからないから答えられない
- 「みんな頑張ってる」→ 孤独感と自己否定が倍増する
- 「将来どうするの」→ 今の段階では逆効果。心配は相談窓口に話す
- 「私のせいなの?」→ はいもいいえも言えない状況に追い込む
- 「甘えてるだけ」→ 本音を話すことをやめてしまう
- 「○○ちゃんは行ってるのに」→ 比較は百害あって一利なし
- 「いつになったら行けるの」→ 答えのない問いで追い詰める
代わりに使いたい声かけ
【画像:温かく声をかけている親のイメージ】
じゃあ何を言えばいいの?何も言わない方がいいの?それも違う気がして…。

何も言わないのも違うよ!大事なのは「評価しない言葉」をかけ続けること。学校・将来・他の子、この3つを抜いた言葉なら基本的に大丈夫なんだよね〜。
朝の声かけ
❌ 言ってはいけない:「今日は行けそう?」「何時に起きるの?」 ✅ 代わりに使いたい:「おはよう」だけ。それだけでいいです。返事がなくても毎日続ける。 朝の声かけは「評価」ではなく「存在の確認」です。「あなたはここにいていい」というメッセージを、言葉ではなく習慣で伝えます。 ぼくが訪問看護で支援したあるご家庭では、お母さんが毎朝8時に息子さんの部屋のドアに向かって「おはよう、今日も来たよ」と声をかけ続けました。3週間、返事はありませんでした。4週間目の朝、ドア越しに「うるさい」という声が聞こえました。お母さんは電話口で泣いていました。「返事してくれた」と。 「うるさい」でも反応は反応です。「おはよう」が届いていた証拠です。
「うるさい」でも届いてたんだね…。続けることに意味があるんだね。

そうなんだよね〜!返事がないのは「無視してる」んじゃなくて「どう返せばいいかわからない」だけのことが多いんだよ。だから続けることに意味があるんだよね。
食事のとき
❌ 言ってはいけない:「ちゃんと食べなきゃダメだよ」「昨日も食べなかったじゃない」 ✅ 代わりに使いたい:「ご飯できたよ」と声をかけて、テーブルに置いておく。食べなくても責めない。 食べなかったとしても、「声をかける」「テーブルに置く」という行為が「自分のことを気にかけてくれている」というメッセージになります。食事は栄養だけでなく、つながりを伝える手段でもあります。子どもが部屋から出てきたとき
❌ 言ってはいけない:「珍しいね」「やっと出てきた」「せっかくだから話しよう」 ✅ 代わりに使いたい:普通に接する。「お茶飲む?」くらいでいいです。出てきたことを大げさに喜ばない。
大げさに喜んじゃダメなの?嬉しくて「やっと出てきた!」って言いそうで。

気持ちはわかるんだけど、大げさに喜ぶと子どもが「また期待させてしまった」って感じて、次に出づらくなっちゃうんだよね〜。「お茶飲む?」くらいのさりげなさが一番いいんだよ!
子どもが泣いているとき
❌ 言ってはいけない:「何があったの?」「泣かないで」「大丈夫だよ」 ✅ 代わりに使いたい:そばにいるだけ。何も言わなくていいです。背中をさするだけでいい。「話したくなったら聞くよ」と一言だけ言って、あとは待つ。 泣いている子どもに「何があったの?」と聞くことは、言葉を要求することです。言葉にできないから泣いているのに、言葉を求められると、さらに苦しくなります。 「大丈夫だよ」も要注意です。大丈夫じゃないから泣いているのに、「大丈夫」と言われると「この苦しさは大したことじゃないんだ」と感じることがあります。そばにいて、ただ待つ。それが一番の声かけです。💡 代わりの声かけ・まとめ
- 朝は「おはよう」だけ。返事がなくても毎日続ける
- 食事は「ご飯できたよ」と置いておくだけ。責めない
- 部屋から出てきたときは普通に接する。大げさに喜ばない
- 泣いているときはそばにいるだけ。言葉を要求しない
声かけより大切なこと
【画像:親が窓の外を見ながら落ち着いているイメージ】言葉より「存在」を見せる
正直に言います。声かけの内容より大切なことがあります。 それは、**親御さん自身が安定していること**です。 親御さんが不安で焦っていると、どんなに言葉を選んでも、その不安が子どもに伝わります。逆に、親御さんが少し落ち着いていると、「おはよう」の一言だけでも温かく届きます。 言葉は器です。器の状態が、言葉の届き方を決めます。
言葉より親自身の状態が大事なんだね。でも正直、落ち着いてるなんて難しくて。

そうだよね〜、難しいよね。だからこそ親御さん自身が誰かに話を聞いてもらうことが大事なんだよ。自分のために相談に行っていいんだよね!
親自身が相談に行く
「子どもが動けないから、自分も動けない」と思っている親御さんが多いです。 でも親御さんだけで相談窓口に行くことができます。カウンセラーに話を聞いてもらうだけで、心の余裕が生まれます。余裕が生まれると、声かけが変わります。声かけが変わると、子どもが少しずつ変わります。 ぼくが訪問看護で見てきた中で、子どもの状態が改善したケースには、必ずといっていいほど「親御さんが先に動いた」という共通点がありました。 あるお母さんは、息子さんが不登校になって半年間、一人で抱え込んでいました。ある日、勇気を出してカウンセラーに相談に行ったそうです。「話すだけでこんなに楽になるとは思わなかった」と言っていました。その翌週から、息子さんへの声かけが変わった。息子さんが「なんかお母さん、変わったね」と言ったそうです。 親御さんが変わると、子どもが変わる。現場で何度も見てきたことです。
自分のために相談に行っていいんだね。子どものためだと思ったら、行きやすくなった気がする。

そう!子どものためでもあるし、自分のためでもある。どっちでもいいんだよね〜。まず一歩動いてみてほしいな!
💡 声かけより大切なこと・まとめ
- 言葉の内容より、親御さん自身が安定していることが大事
- 親御さんの不安は言葉を選んでも子どもに伝わる
- 親御さんが相談に行くことが、子どもへの一番の支援になる
- 親御さんが変わると、子どもが変わる
まとめ:言葉は少なくていい
不登校の子どもへの声かけで、一番大切なことをひとつだけ言うとすれば。 「評価しない」ことです。 学校に行けたか行けなかったか。勉強しているかしていないか。将来どうなるか。そういった評価軸を全部外した言葉だけを、少しずつ、毎日続ける。 それだけで十分です。 「おはよう」「ご飯できたよ」「お茶飲む?」。この3つが言えれば、今日は合格です。 ぼくが現場で出会ってきた子どもたちは、みんな「わかってほしかった」と言います。難しいことは何もいらない。「あなたのことを気にかけている」ということが伝わるだけで、子どもは少しずつ動き始めます。
言葉を選びすぎて、何も言えなくなる親御さんもいるんだよね。それも違うんだよ〜。完璧な言葉じゃなくていい。ただそこにいて「おはよう」と言い続けるだけで、子どもにはちゃんと届いてるから!

コメント